運動に関する豆知識 運動編④ 食事制限だけでは体脂肪が減らない!
食事制限だけでは体脂肪が減らない!?って聞いたらびっくりされますよね!「なぜ?」、「どうすればいいの?」と聞きたいお気持ちはよくわかります。
その答えは、筋肉とダイエットの関係にあります。
ダイエットについてお話しする前に、最近よく耳にする基礎代謝について少し解説したいと思います。一日中寝ていてもお腹がすくことから分かるように、我々は脳、心臓や肺を動かし生命を維持するためにたくさんのエネルギーが必要ですが、これを「基礎代謝」と言います。 一日の消費エネルギー量の主な内訳は基礎代謝量、仕事や家事で使われる運動時代謝量、食事に伴う代謝量の3つで、このうち最も大きいのは基礎代謝量でおよそ60%を占めます。概算ですが「体重×24(kcal)」で算出され、体重50kgの方の基礎代謝は1200kcalとなります。
筋肉は基礎代謝の40%程度をも占め、活動していない時も多くのエネルギーを消費し続けます。日常的に運動している人は、筋肉の量が多いので、同じ体重であっても運動していない人よりも基礎代謝量が多くなります。つまり筋肉がある人は、燃費の悪い車のようなもので、じっとしていてもエネルギーが消費されやすいのです。(ちなみに、筋肉が1kg増えると約30kcal基礎代謝量が増加します。)
上記を踏まえて本題に入りましょう。体重を減らすには、「食事量を抑えて摂取エネルギー量を減らす」か、「運動によって消費エネルギー量を増やす」かしてエネルギーの赤字状態を作る必要があります。ただし単純に食事を制限することで赤字状態を作ると、赤字分を補うために体に蓄積している体脂肪だけではなく「筋肉」も同時に分解されて使われてしまうのです。この筋肉が減るということは実はダイエットにとって大きな問題です。
食事制限により筋肉が減ってしまうと、基礎代謝量が低下するので消費エネルギー量が減り、燃費の悪い体になってしまいます。そうすると結果として体重の赤字状態は維持されないこととなり、つまり痩せなくなってしまうのです。
これを防ぐために、食事制限を行うときには並行して運動をし、筋肉を減らさないようにする必要があるのです。
(NSCA公認CSCS/坂詰 真二)
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